10月の研修は『スライドボードを使った移乗介助』

2023年10月31日

こんにちは!
朝夕の肌寒さと木々の色付きに秋を感じるようになってきました。
当施設ではスタッフの介護技術の理解、介護技術の向上、より良いサービスの提供を目指し、
毎月テーマを決め定期的な職員の研修を行っています。
10月はスライディングボードを使った移乗介助です。
スライドボード、スライディングボードと呼ばれる介護器具を使い
力任せに持ち上げたり抱え上げたりすることなく、介護を受ける人、行う人の体の負担軽減と両方が安全に快適に移乗介助をするための器具です。

当施設では福祉の先進国である北欧諸国のデンマークで作られたスライドボードを
使っています。施設での導入にあたり今回は講習を受けてきたスタッフが講師となり
研修を進めていきました。

モデルルームを使いよりリアルな状態で研修は始まりました。

まずはボードを何故使うのか、正しい使用方法などの説明を受けながら、動画も確認します。
このボードは座位を保てる方で立ち上がりが困難な方を対象にして使用します。
ベットや車いすに移乗する際に、スライドボードを用いて介助を受ける方がお尻を横に滑らせることでスムーズに移乗が出来、体の小さな介助者が腰の負担なく、また持ち上げたり抱え上げない事で介助を受ける方の不安を取り除く事が出来ます。
研修参加メンバーは各階のセクションの代表として研修の内容を各自の現場に伝えてゆきます。

ベット上にあるのがスライドボードです。正しい使い方を学びます。

スライダーの滑り等自ら体験します。

足の位置、注意なども確認します。

支える位置、ポイントなども

交代し介助する側、介助を受ける側をみんなで体験。

スムーズなボードの抜き方も

スライディングボードの移乗とタオルを使った移乗の違いをスタッフ自ら体験します。

移乗時に介助を受ける側として感じた感覚なども共有します。

二人介助で

移乗の前に注意点をもう一度確認

手すり部分等はタオルで保護スムーズに移乗を行いました。

寝たきりの方や全介助が必要な方の場合に使用するボードも使い、それぞれの違いも確認、
福祉器具を用いての介助について学び、『より良い介助とは』『安心安全な移乗介助とは』を
改めて考える大事な時間となりました。
皆様の安心安全をさらに感じて頂けるよう、当施設一丸となって努めてまいります。
よろしくお願いします。

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