高齢者の肺炎について

2020年12月16日

高齢者の肺炎では、発熱(38℃以上)や咳、痰等の症状があまりみられず、肺炎と気付かないうちに重症化する危険性があります。
「風邪の様な症状がある、体調がおかしい、元気がない、食欲がない」など、いつもと違う様子が見られた場合には注意が必要です。

高齢者の肺炎は、口の中の細菌が唾液などに混じって、誤って肺に入り込み発症する「誤嚥性肺炎」の割合が高いとされ、中でも気づかないうちに唾液や胃液が肺に入る「不顕性肺炎」によるものが多い言われています。
誤嚥性肺炎を起こした人の多くは、本人も気づかない寝ている間に誤嚥を起こしているのです。
また誤嚥しやすい方は、繰り返し誤嚥性肺炎を起こすようになります。
肺炎は高齢者の健康管理にとってとても重要な課題です。

食事や睡眠などをきちんととる規則正しい生活は、免疫力を高めるために必要です。
持病がきっかけになり体調が悪くなり免疫力が低下することがあるので、持病の治療、管理も必要となります。

肺炎の原因となる細菌やウィルスを身体に入り込まないようにすることが大切になります。
肺炎予防の第1歩は感染予防です。そのためにまず「うがい、手洗い、マスクの着用」をしっかり行いましょう。
歯磨きなどをおろそかにせず、口腔内を清潔にしておくことは肺炎を防ぐうえで「大切な事です」

当施設でも定期的な歯科往診に加え、誤嚥を防ぐリハビリにも取り組んでおります。

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