「発酵茶寮」 「鯖のぬか炊き」-受け継がれる福岡の味と心
「鯖のぬか炊き」は、青魚をぬか床で炊き込んだ北九州・小倉を中心に伝わる郷土料理だそうです。さばのぬか炊きをひとくち召し上がると、「骨まで柔らかくて甘辛いのね。」「味がしみ込んでいてコクがあるわ」「これはお酒が進むわね」とお客様から感想が聞かれました。
福岡の筑豊地方は、かつて石炭産業が栄えたところです。
炭坑の仕事は大変な重労働でしたが、労働者たちのパワーを支えたのが甘辛い「ぬか炊き」だったそうです。安くて栄養価の高いサバ・イワシなどの青魚と漬物をつけたあとのぬか床を捨てずに調味料として使うこの調理法は、北九州独自のものだそうです。ぬか炊きのふっくらと柔らかく炊きあがった深い味わいは、戦後の日本を元気にしようと前を向く人々の、生きる知恵とエネルギーがギュッと詰まった味なのかもしれませんね。
最後に「今年も一緒に炭坑節踊りましょうね」と、お客様から嬉しいお言葉をいただきました。







