なぜ介護が必要なのか?

増え続ける65歳以上人口

日本では、戦前までは3世代・4世代が1つの家に暮らすことが当たり前となっていましたが、戦後は夫婦とその子どもで暮らす核家族が増えてきました。それにより、現在では65歳以上の高齢者のみで暮らす世帯や、高齢者夫婦のみで生活する世帯が増加する一方、65歳以上の高齢者と同居する子どもは減少を続けています。2023年では 「夫婦のみの世帯」の者が40.3%で最も多く、次いで「子と同居」の者が33.8%、「単独世帯」の者が21.6%となっています。

<65歳以上の高齢者における家族形態別割合>
  • データ出典:厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況

このような高齢化の進展や核家族化の進行などにより介護が社会問題となる中で、高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして、2000年4月に公的保険制度として介護保険制度が導入されました。

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