なぜ介護が必要なのか?

増え続ける65歳以上人口

日本では、戦前までは3世代・4世代が1つの家に暮らすことが当たり前となっていましたが、戦後は夫婦とその子どもで暮らす核家族が増えてきました。それにより、現在では65歳以上の高齢者のみで暮らす世帯や、高齢者夫婦のみで生活する世帯が増加する一方、65歳以上の高齢者と同居する子どもは減少を続け、65歳以上の高齢者とその子どもの同居率は2015年には39.0%となっています。

家族形態別にみた65歳以上の高齢者の割合
  • 資料:1985年以前は厚生省「厚生行政基礎調査」、1986年以降は厚生労働省(厚生省)「国民生活基礎調査」
  • (注)1995年の数値は兵庫県を除いたもの、2011年の数値は岩手県、宮城県及び福島県を除いたもの、2012年の数値は福島県を除いたものである。

このような高齢化の進展や核家族化の進行などにより介護が社会問題となる中で、高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして、2000年4月に公的保険制度として介護保険制度が導入されました。

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