介護認定って、なに?

2024年03月09日

ケアマネジャーの多田です。
今回から定期的にご入居いただいているお客様やご家族より、よくご質問いただくことをごくごく簡単、手短にご説明させていただくこととなりました。

今回は『介護認定、要支援や要介護の認定』についてです。

介護認定の仕組み

介護認定は実際の質問にご本人やご家族が答える『認定調査』と、主治医が作成する『主治医意見書』の2つを判定のもととし、どちらとも国が定める全国統一の質問になります。
その結果、要支援1・2 要介護1~5 の7段階の介護度が認定されます。

ここでよくある質問です

ここでよくある質問です。
『私はたくさん病気を持ってい、動くものしんどい』
でも『あの人は、元気で動き回っているの私より、介護度が高いのはなんで。』
『前は要介護3やったのに今度は要介護1になった。高い方がいいんじゃないの』
など介護認定の結果、判定についてよく質問されます。

介護認定って?

介護認定は『1日にどれくらい介助の時間が必要か』で決まります。
毎日必要な、食事や排泄が一人で困難な方は1日の中でも介助する時間が長くなるので『高く』、毎日しなくてもよい『掃除』『買い物』などの家事が困難の方は必要な頻度から『低く』なります。
例えば、体は元気な方でもご飯の食べ方やトイレの仕方が分からない、次に何をしてよいかわからない方は、常に付き添いやお手伝いが必要なので介護認定の結果は『要介護5』。
末期のがんで余命宣告された方でも、一人で何でもできる方なら『非該当・自立』なんて判定されることもあります。

じゃあ結局どうなの

『じゃあ要支援1より要介護5の方がたくさんサービスを受けれるからいいんじゃない』
『介護度が軽くなったから、サービスが受けられないのでは』
と考えられる方もいらっしゃると思います。
結論から言いますと、
『介護保険のサービスはお一人で出来なことサポートしてその人らしい生活を続けていただく』
ためのものですから、ご本人が『出来ること』『出来るようになったこと』はサービスを受けれませんし、もし介護サービスがもっと必要になればいつでも見直してくれるのでご安心してください。
また、介護度が下がったのなら、出来ることが増えたと喜んでいただければ幸いです。

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