好きなモノコト 6月編
こんちには!
介護職員の田中です。
当施設では、居室ごとに担当のスタッフを配置し、体調面や居室環境の確認だけではなく、様々なお話を伺い、ご希望やご要望を確認しながら、その人らしい生活ができるよう支援させていただいています。
今月は、私が担当をしている島様を紹介させていただきます!
島様の「好きなモノコト」をお聞きするべく、居室に伺ったところ、、
沢山のお話を伺うことができました。
女学校を中退して美容師の見習いになり、19歳の頃には梅田の一等地でご自身のお店を始めたこと。
周辺に劇場や繁華街が多いため、沢山の有名人や、ダンサーなどがお店に訪れていたこと。
お客様とお話することが大好きだったこと。
苦労されたこと、ドラマのような人生だったこと、、など。

「好きなモノコト」と言えば、昔は短歌を読むことがお好きだったようです!
お話を伺っていると、島様にとって短歌は、戦時を生き抜いたご自身の想いを乗せる大事な手段で、かなり思い入れが強いようでした。
図書館に10年ほど歌集を置いてもらうなど、その内容はとてもメッセージ性の強いものでした。
その想いを直接聞いていると、こちらも襟を正す気持ちになりました。
今また短歌をする気持ちは持っておられるのか、伺ったところ「それはできない」とのこと。
おそらく私たちが思い描く趣味の短歌の範囲ではないのだろうと、お話されるご様子を見て感じました。
そして、お話されるご様子を見ていて感じたのは、本当にお話されることが大好きなのだということ!
冒頭にも触れましたが、美容師時代、お店に訪れる様々なお客様と楽しそうにお話される様子が目に浮かぶようでした。

私もお客様のお話を伺うことは大好きです。
そしてそんな私が島様の担当になったことも素敵な出会いであり、島様が仰られる「ご縁」なので、今後も沢山のお話を伺えればと思います!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。