自分の選択で

2024年08月04日

介護施設に入所されたお客様やご家族より相談されるのは
○○してもいいですか、○○してもらえますかとのご質問。
施設に入所されると、集団生活や施設のルールに合わせて、スケジュールに沿った生活をしないといけないと思われがちです。

介護のサービスは「自分がこうなりたい、こうしたい」をサポートするのが目的。
日々の生活やサービスの内容、どうしたい、何がしたい、する、しない、受ける、受けないは、お客様に決めていただいています。

例えば
・昨晩はよく寝れなかったので、今日はゆっくり寝ておきたい。
・見たい番組があるので、テレビを見ながら部屋でゆっくり食事をしたい。
・今日は気分が乗らないから、体操やレクリエーションには参加せず、部屋でゆっくりしえおきたい。
など、気分や体調の変化で変わるのが生活です、その時々に合わせて対応させて頂いています。

・夜間は足元が不安だから、ベッド上で排泄をしたい。
・自宅では寝る前にお風呂に入っていたので、施設でも寝る前に入りたい。
・糖尿があっても、甘いものや自分の好きなものを食べたい。
・早く歩けるよう、運動の機会を増やしたい。
・自分の症状に合った専門医に診断してほしい。
など、介護サービスの内容や健康面、身体機能について各部署が意見を出し合い、サービスの内容やケアプランを見直し、対応させていただいています。

・週に2回は自宅に帰りたい、仕事に行きたい、旅行に行きたい
・自宅で使っていた家具を使いたい、部屋でも趣味を続けたい
・施設でも家族と一緒に食事をしたい
など、自分のしたいこと、自分らしい生活について、慣れ親しんだ自分が使っていたものや趣味は、お客様が自分らしく暮らすための大切なものです。
家族や友人との時間も最大限持っていただけるよう、配慮しています。

自分らしい生活を施設でも過ごしていただけるよう、ご本人の習慣を踏まえ体調、身体機能、認知機能の状態を考慮させていただきます。また、ご家族にもご理解やご協力をお願いし、可能な限りご自身の生活や人生をご自分の選択、思い通りに暮らしていただけるよう、サービス提供を行っています。

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