介護士24時⑱
夜勤・・・

こんにちは。介護主任の大岸です。
今回は、ケアクルーが毎晩行っている夜勤帯の様子を紹介したいと思います。
夜勤のお仕事の最大の役割は、ご入居頂いているお客様に安心・安全・安楽を提供し、ゆっくりと休んで頂けるよう支援することです。
今回は、そんな夜間の様子をご紹介したいと思います。

当施設は2階、3階がお客様の居室になっておりまして、現在は満床となってます。
各フロア28床、それぞれの階に一名ずつの夜勤者が勤務しています。
夜勤者がフロアに一人になるのは、21時からですが、この時間はほとんどのお客様が、ご自身のお部屋に入っておられます。
お部屋では寝ておられる方もいらっしゃれば、テレビを見ている方もおられ、いろいろです。
そんな中、夜勤者は21時の巡視でお客様の安否確認をさせて頂いた後は、給湯室の片付けや、スタッフルームの整理整頓などの作業を行いながら、お客様のナースコール対応等行っていきます。
見守りセンサー・・・
当施設では、この12月から『見守りセンサー』という介護システムが導入されました。
この『見守りセンサー』はお客様の各居室に設置され、居室内に設置された複数のセンサーが、
お客様の状態や行動を可視化してくれるものです。
このシステムが導入されたことで、夜間のお客様の睡眠状態やベット臥床時の心拍数、呼吸数などがモニターに表示され、確認する事が出来ます。
また、複数設置されたセンサーが、お客様の室内での様子や行動を検知し、モニターに表示されるので、お客様の様子を把握する事が出来ます。
ドアの開閉やトイレ通知、離床通知等、さまざまな通知機能が装備されており、お客様ごと、時間帯ごとにアラートの通知を設定する事が出来ます。
また、そういったお客様の行動がタイムラインでデータとして残ります。

見守りセンサーが設置されてまだわずかですが、巡視では分からなかったお客様の夜間の様子や、就寝中の身体状態がデータで可視化され、把握できることで安心感が増します。
また、睡眠の質に関しても、よく眠っておられると思っていたお客様が、意外と浅い眠りで、夜間過ごしておられることが分かったり、発見はさまざまです。
こういったデータから、今後は夜間の睡眠の質の改善のための、日中の過ごし方なども見直していくことも可能です。

と、そんなことが新しくなった当施設ですが、やはり以前からのナースコールも健在です。
お客様からコールあり、静まり返った廊下を歩きお客様の元へ向かいます。
そろそろ・・・

各階では、朝のお目覚めにお客様に熱い緑茶を提供しています。
朝は早い方では、5時過ぎには『もぅ起きてもいいの?』と、居室から出てこられる早起きのお客様もいらっしゃいます。
そんなお客様と話しなどしていると、朝の時間はあっという間に過ぎていきます・・・。
朝をむかえ、お客様の元気なお顔を見てほっとし、早出のスタッフが出勤して来てくれると
更にほっとして、、、
肩をなでおろす夜勤者です。。。
お疲れさまでした・・・

夜間で出たゴミを『よっこいしょっ、、、』。
長い長~い勤務を終えて、ようやく退社の時間です。
『お疲れ様でしたっ!!』
最後までご覧頂きありがとうございました。