介護士24時㉑

2025年03月16日

入浴でも・・・

こんにちは。介護主任の大岸です。

今回は、お客様の生活に密着したリハビリについて少し報告させて頂きます。
ツクイ・サンシャイン大東のテーマ『TripleC』は、ご入居されたお客様の生活の質の向上を目指し、challenge(挑戦)・choice(選ぶ)・continuity(継続)を掲げています。

その中でも、日常の生活で『自分で出来る』を増やしたいとの思いをもっておられるお客様も、たくさんいらっしゃいます。

そんな中、ご入居された頃は移動手段が車椅子だった方が、「シルバーカーでフロアを移動したい」との思いがありました。まずは居室のあるフロアでシルバーカーでの移動に挑戦し、更にその移動を続けて、今では食堂のある1階までシルバーカーで移動できるようになられました。

そのお客様が今度は、「入浴でも歩いて移動出来たら・・・」となりました。

今までは、入浴場では入浴専用の車いす『くるくるチェア』に乗り、浴室の中を移動していました。浴槽に入る時も、そのくるくるチェアでスロープを降りていく方法で、入浴して頂いていました。

しかし、どうにか浴室でもくるくるチェアを使わず、ご自身で移動し、安全に入浴出来ないか・・・
機能訓練士とケアクルーで検討しました。

安全に・・・

まずは、スロープを下って行くときは、浴槽側にケアクルーが向き合って移動を見守り・・・

スロープのカーブの所は、特に気を付けてゆっくりと進んで頂き・・・

スロープを下りきったら、今度は両手で手すりを持って、横歩きをして頂く・・・

機能訓練士とケアクルーで危険な場所はないか、スロープを下る時と上がる時ではどの位置でサポートするのが安全か、いろいろ試してみました・・・

その結果、今ではスタッフの手引き歩行と、見守りで浴室を移動し入浴されるようになりました。
『くるくるチェア』を使って入浴しておられた頃は、どちらかと言うと洗身もスタッフに任せておられましたが、最近はご自身で体を洗ったりもされるようになりました。
『出来る』が増えると、お客様の気持ちも前向きになられるような気がします。

このようなお客様の『やりたい』をどのようにサポートしたら、実現できるか、それぞれの専門職が意見を出し合い、協力して『実現』に向けて取り組んでいます。
今回は、そんな一例を紹介させて頂きました。 

最後までご覧いただき有難うございました。

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