突撃インタビュー! 5月編
皆様こんにちは!
2階介護スタッフのハンです。
当施設に、いつもスタッフに優しく、そして思いやりのある口調でお話しされるお客様がいらっしゃいます。
ある日、お休みになる前にお部屋を訪ねてみると、パズルゲームを楽しんでいらっしゃいました。
そこで声をかけて、お話ししてみることにしました。
では早速、5月の「突撃インタビュー!」のお客様はS様です!

パズルがお好きなんですか?と聞いてみると、
「うん、やってみたら、結構面白いのよ。私ね、あまり外出しないの。だからこうしてパズルをしていると退屈しのぎになるのよ。」と、にこやかに答えてくださいました。
他に何かやりたいことはありませんか?と伺うと、若い頃は歌が好きだったとのこと。
「90歳過ぎるとの、何だかそういう好きだったことも、段々と薄れていくものなのよね。今は美味しいご飯が楽しみかな。それが一番の楽しみかもしれないね。」と笑いながら、仰いました。
そして、一番好きな食べ物を尋ねてみました。
「私は戦争時代に生まれたから、食べ物に好き嫌いがないよ。だから何でも食べるよ。でもね元々味がちゃんとする料理が好きかな。一昨日ぐらいだったかな。ケーキだったのよ。そのケーキが美味しかった。昔あった味だもん。」とゆっくり答えられました。

S様が大阪に引っ越して来て20年程だそうです。
「とても便利でいいところよ」と仰いましたが、やっぱり生まれ育った仙台が一番好きだということです。
「昔は戦争で焼け野原だったのにね、今、本当に素敵な街になった。」と。
懐かしそうに、その話しぶりから、仙台という町への深い愛情と、沢山の思い出が感じられて、私まで温かい気持ちになりました。
では、S様、遅い時間にすみませんでした。お休みなさい!
「また遊びに来てください。頑張ってくださいね。」と応援してくださいました。
今月も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!