介護士24時㉓
こんにちは。介護スタッフの大岸です。
今年の夏の暑さは、毎日のニュースでも各地の記録的な暑さが報道されるなど、命の危険を感じさせる暑さでした。
そんな中、今年の6月から新たな取り組として、『水分』に着目したケアの見直しを行っています。
きっかけになったのは『自立支援介護』という取り組みの研修を受講した事に始まります。
水分の重要性・・・
研修で学んだ内容は、高齢者の水分摂取の重要性です。
インターネットで『水分』と検索するだけで『体重の60~70%は水分』など、身体にに水分がどれだけ重要かはわかります。
特に高齢者の水分不足に関しては、認知機能の低下、注意力や判断力の低下、意欲や活動性の低下を招くともいわれているそうです。
高齢者の方が日々の生活中で抱えている問題として、転倒リスクや、意欲の低下に関してもこの『水分』とはどうやら無関係ではないようです。
なかなか・・・
水分の重要性が理解できても、この『水分』というのがなかなかくせ者・・・
高齢者の方の水分摂取に対しての抵抗感は強く、
代表的なのが「トイレが近くなる、、、」
「トイレばっかり行ってあんたらに世話にならなあかんやろ?気の毒や、、、」
と、悲しくなる発言も聞かれるのが現状。
とは言え、ツクイ・サンシャイン大東が掲げ取り組んでいる『tripleC』とも密着に関係する問題。
お客様の『やりたい』を止めない、そのためにはお客様の前向きな思考が必須です。
意欲や活動性を発揮する為にも、まずはこの水分が肝になる様です。
水分摂取が苦手な方には取り方など、工夫しながら提供しています。
お茶があまりすすまない方には、甘味のある飲み物、熱いのが好みの方には熱い飲み物、逆に冷たいものを好む方には冷たい飲み物を・・・。
提供する時間にも工夫をしています。
食事の後で、周りの方と雑談しながらのコーヒーや柚子茶、午前のルーティンである『朝の体操』の後のコーヒータイム、『おとなの学校』に参加し教科書を開きながら片手間に飲むコーヒー、気分転換に食堂に設置してある給茶機にてお好きな飲み物を飲んで頂いたり、さまざまな工夫を凝らしておすすめしています。
これから涼しくなってくると、更に水分に手が伸びなくなる事もあるかと思いますが、今後も元気で楽しい生活を送って頂けるように、この水分について工夫を凝らして取り組んでいきたいと思います。
最後までご覧いただき有難うございました。







