ごぼう先生がやってきた!
ごぼう先生。
「介護のご」「予防のぼう」でごぼう。
介護の現場に寄り添いながら、体操と笑顔を届けてくれる、
“大人のための体操のお兄さん”。
介護業界で一度は見たことがある方も多いはず!!
その、ごぼう先生が、ついにツクイ・サンシャイン町田西館へ来てくださいました!!
きっかけは、ある一つの応募から
今回のイベントは
「ごぼう先生が営業所に来所し、レクリエーションで体操を実施してくださいます。是非うちに来てほしい!という事業所がありましたら、ご応募ください!」
というものでした。
全国のツクイ事業所約791か所の中から“1か所のみ”という狭き門。
その募集を締切ギリギリに発見した、熱心なファンのケアマネジャーが、「ダメもとで送っちゃえ!」と応募してみました。
意気込み欄には、
「この動画のここが好き!」
「あのキャラクターが最高!最近出なくて寂しいです」
「こういう声かけがすごい!」
「本音を言っちゃうあの動画が面白くて…」
など、推し全開の情熱文章が書き込まれたそうです…。
結果――まさかの当選!!
「本当に来るんですか!?!?!?」と事務所では歓声の渦。
そこから約1か月。大慌てで準備が始まりました。
イベントに向けた準備の日々
・ 絵が得意なスタッフに、色紙にごぼう先生のイラストを依頼!
・ 手先の器用な事務スタッフはウェルカムボードを制作!
・ 6階のお客様には、“推し活うちわ”の作成と装飾をお願い!
(馴染みの無いものなのに、6階の女性陣に作成をご協力いただき、本当に感謝…)
さらに
・ フロアの介護スタッフには、事前にごぼう先生の体操を予習!
・ 日中、カラオケ配信コンテンツ『ごぼう先生といっしょ』を使った体操の時間を増やす取り組みも実施!
・前日から事務所の男性スタッフ総出で会場設営!
その甲斐もあって、前日になると
「明日、あの先生来るのよね?何時に来るの?どこでやるの?」
と待ち遠しそうに、何度も確認されるお客様の姿もありました。
壁には写真を何枚も貼り、事務所前と当日の場所には特大ポスター。
ゆっくり歩くお客様も、その前だけは立ち止まって眺めておりました。
推し活とは「準備時間こそ幸福」とはその通り。
期待値は大きくふくらみ、ついに当日!
開始前、応募者本人は落ち着かずドキドキ…。
お客様から「あなたが(体操を)やるんじゃないのよ?」と心配される始末…。
今回はなんと新型コロナウイルスの流行以降、久々の“全フロア合同開催”となりました。
お客様がぞくぞくとお席に着き、前方には推しうちわを持つチームが陣取り、雰囲気はすでに何かのライブのようです。
そして――
スタッフの呼び込みに合わせて、ごぼう先生が登場!!
会場中に割れんばかりの大拍手と歓声が響き渡ります。
「本物だ!」
「イケメンだね!」
信じられないくらい賑やかな会場の中、ごぼう先生のトークが冴えわたり、笑いすぎて体操の前からお腹と頬っぺたが痛いくらいでした。
先生の第一声で、一気に空気が和みました。
選ばれた体操は、なかなかの難易度でした…!
先生の自己紹介から始まり、小気味よいトーク、応募したスタッフとの対面も果たし、先生が数あるプログラムの中から選んだのは“脳トレがしっかり入った体操”。
つまり、人類皆があわあわする、あの時間。
実際、
スタッフ「え!?違う!!」
お客様「うわー!あれ??間違えた?でっきないなーー!」
という場面が続出。
そんな瞬間にも先生は、
「大丈夫ですよー!お父さん、今めちゃくちゃ悔しそうですね!でも良いんです!集中した結果!」
と笑いながら寄り添い声かけ。
間違えたお客様も、思わず笑いながら頭をかきかき、スタッフもつられて笑っちゃう。
全員が“大混乱”を楽しんだ時間でした。
ただ体を動かすだけじゃない。
脳を揺さぶりながら、失敗すら肯定してくれる空気感。
楽しく、身体を動かしながらの脳トレ=認知予防。
これぞ“介護王子”の真髄。
そして驚いたのは、皆さんの集中力!
表情は真剣そのもので、いつもとはちがう「なんとか頑張ってついていこう!」という前のめりな気持ちと姿勢が伺えます。
終わる頃には頬が赤く、身体はぽかぽか。そして、頑張ったという達成感。
まさに “楽しく動いて、しっかり刺激になる” その“正解”を見せて頂いた時間でした。
最後は記念撮影とサプライズ
終演後は一人ずつ写真撮影。
思わずスタッフが「こんなに良い表情するの?体操の後なのに!?」とびっくりするくらい、全員表情が柔らかいんです。
握手しながら涙ぐむ方。
「来てくれてありがとう、応援しています!」と伝える方。
「長生きして良かった」と言う方。
「二十歳に戻りました!」とにっこにこの方。
涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。
先生に、スタッフの書いた色紙をお渡し、色紙を拡大した大きなポスターには、その場でサインを書いていただきました。
終演後、偶然1階で帰宅前の先生の後ろ姿を見ていたお客様が一言。
「今日は本当に楽しかったわ。帰るところ見られてよかった」
と、寒いなか玄関で手を振り続けてくださいました。
それは、最後の最後、涙腺を突く瞬間…。
イベントって、終わったあとが本当の余韻なんだと、ごぼう先生のイベント、応募して本当に良かった…とそう思える瞬間でした。
確かに“ごぼう先生”は来館された
ただ体操した日ではなく。
ただ有名な先生が来た日でもない。
失敗しても笑ってくれる優しさ、目線が同じ高さに降りてくれる距離感、冗談も本気も絶妙なトーンで届けてくれる人柄。
その全てに、心がギュッと掴まれました。
今日の数時間は短かったのに、、思い出はそれ以上に膨らみ続けています。
介護に携わる私たちにとって、“原点”を思い出す日になりました。
来館してくださったごぼう先生、準備を支え続けたスタッフの皆さん、ワクワクしながら参加してくださったお客様。
本当にありがとうございました。
そして、この日の熱量、しばらく消えそうにありません!
※撮影の為にマスクを外しています。







