ツクイ・サンシャイン仙台「信頼関係を構築し、安心感を高める」

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多職種で連携して認知症ケアに携わることで、お客様に笑顔が戻りました。

認知症ケアは、まずお客様の背景を知ること

 ツクイ・サンシャイン仙台では、48名のお客様に対して理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)、柔道整復師(JT)の3名の機能訓練指導員を配置し、お客様それぞれの状態に応じた機能訓練を実施しています。また、身体的なフォロー以外に、認知症ケアにも取り組んでおり、認知症の程度に関わらず、しっかりお客様との時間を設けて気持ちを伺ったり、ご家族に生活習慣や好まれた物事を確認したりするなど、その方の背景を知った上で、チームで細やかな接し方ができるように心がけています。

個別機能訓練では各種機器を使用し、さまざまな訓練を実施。

柔道整復師とともに、平行棒を使い歩行練習。

指を動かす動作で脳に良い刺激を与える。

ご自分らしく、穏やかにお過ごしいただくために

 認知症ケアの事例を紹介します。A様(90代・男性)は、現在ご夫婦で入居されていますが、当施設に入居された当初より、散髪を拒まれたり、入浴時には複数のスタッフの見守りが必要となるような状況もあったため、いくつかのポイントに絞って対応しました。
 まず取り組んだのは、ご夫婦の普段の過ごし方を変えてみることです。ご自宅にいた頃からお二人の距離感が近く、そうした状況を変えることが何らかの変化につながるかもしれないと考え、ご家族と多職種を交えた話し合いをおこない、奥様とは別のフロアでお過ごしいただく時間を設けることにしました。加えて、スタッフ間では日々の様子をこまめに記録し、フロア内での声かけを統一するとともに、少しずつA様と関わる時間を増やしていきました。その過程では、A様が現役時代に地域で活躍されていたことや、ピアノが得意なことなど、A様のこれまでの歩みとお人柄を知ることができ、これは信頼関係の構築の上で何よりも有益でした。A様は日に日に落ち着いてこられ、日中は笑顔で穏やかに過ごされるようになりました。奥様や周囲のスタッフが連携を図り、適切な距離を保ちながらも関わりを深めることで、A様が安心感を持たれたことが、最大の成功要因だと考えています。すっかり落ち着かれた様子に、ご家族からも「ツクイさんに頼んでよかった」と感謝のお言葉をいただいています。
 ツクイ・サンシャイン仙台のスローガンは、「自由に、あなたらしく」です。当施設で過ごす全てのお客様が、心身ともに自由であるように、これからもお気持ちに寄り添い、お一人おひとりにあったケアを目指します。

奥様が生け花をプレゼントして、ご夫婦の時間を満喫中。

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