ツクイ・サンシャイン古河あかやま「個別サポートに注力し、自立を支える」

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機能訓練を拡充し、安心感あるお客様サポートを実現したい。

1対1の関係性を大切に

 5名の看護師が在籍し、脳梗塞や心不全といった病気を抱える方を積極的に受け入れているツクイ・サンシャイン古河あかやま。機能訓練では「自分で食事を取る」「トイレで排泄する」といった日常生活での自立を促すご要望を多くいただきます。そのため、当施設ではよりきめ細やかなフォローが可能な個別でのサポートを重視し、寝たきりの方にはベッドでの関節運動や座位の練習を、動ける方には歩く訓練をおこなうなど、お一人おひとりに応じたサポートをしています。個別サポートをおこなう際にはお客様のお話を傾聴し、ご興味があることと、あまり気乗りされないことを判断して、なるべく寄り添えるように心がけています。お身体の状態を改善することはもちろん必要ですが、それ以上にお客様とスタッフが向き合える関係性が大切です。そして、スタッフの顔と役割を覚えてもらいつつ、訓練の進捗に沿って向上した点をしっかり伝えることで、前向きな動機づけができるように努力しています。

お客様の立位訓練をサポートする理学療法士(PT)の木村さん(写真右)。

手軽に使える機能訓練機器が、自発的な運動に役立っている。

専門職の力を拡充

 A様(80代・女性)は、脚の骨折による入院を経て入居されました。機能訓練に対しては、ご家族とご本人のご希望が一致せず、お気持ちが定まっていらっしゃらないご様子でした。理学療法士(PT)がお気持ちを伺うと、「意欲はあるが、辛い思いはしたくない」とのこと。そこで、ご気分や痛みに配慮しながらチームで関わることで、おむつで排泄されていた状態から、最終的にはトイレで自立排泄できるように改善されました。また、お食事も3階から食堂に降りて、いすに移って召し上がれるようになるなど、大幅にADLが向上しました。ご本人も目に見えて表情が明るくなり、ご家族との面会ではとてもお話が弾んでおられました。当ケースでは、機能訓練指導員が、会話を通していち早くお客様のやる気を察知し、機能訓練の方向性を他職種と共有することで、成果につながったと感じています。
 当施設ではこの春から新たにもう1名のPTを仲間に迎え、作業療法士(OT)との3名体制が整いました。同じ専門的な立場から課題を相談し、確信を持って方針決定できることはチームの大きな力になるはずです。今後はこうした専門職の力を活用しながら、ご本人の達成感や自立を意識した機能訓練を、より拡充できればと考えています。

理学療法士(PT)の細川さんが、お客様の下肢の曲げ伸ばしをお手伝い。

スタッフの声かけとともに、元気に体操の時間が始まる。

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