ツクイ・サンシャイン新倉敷「医療的ケアで、お客様とご家族の安心感に」

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多様なニーズに即応できる体制作りを心掛けています。

お客様の生活面の充実に貢献

 ツクイ・サンシャイン新倉敷は、多くの医療的ケアに対応してきましたが、中でも中心静脈カテーテル(以下、CVポート)は豊富な受け入れ実績があります。転機は5年ほど前に訪問看護ステーションのスタッフから、お客様の栄養管理に使うと生活面がより充実すると提案があったこと。それ以降、お客様に選択肢の1つとして示しながら、少しずつ受け入れ、経験を積んできました。当施設でCVポートが必要な方はおおむね2〜4名ですが、比較的安全な仕組みのため、ホールで食事を楽しんでいただいたり、軽い運動や散歩をされたり、不便なく日常生活を送っていただけるよう準備しています。このほかにもCVポートは、誤嚥性肺炎の再発リスクの低減、経口摂取と併用した栄養補給法など、その利用価値が増してきており、受け入れ体制を持つ当施設が、地域で果たす役割も大きくなっていると感じています。

真剣な表情で臨む、看護ミーティングの様子。

比較的簡便かつ安全なため、CVポートの需要が増えている。

多職種連携でお看取りに寄り添う

 当施設はCVポート以外にも末期がんや腹膜透析のお客様など、医療的ケアの必要なお客様を受け入れています。そのため、看護スタッフは9 名まで増員し、通常業務に加えて即応できる体制が整っています。異なる専門科が集まっており、互いに手技や知識を共有し合うことで、対応力を高めています。また、看護スタッフは、多種多様なお客様の課題や医師の指示に向き合いながら、施設の方針を探ってきた経験則に基づいた、あらゆるリスク管理を行い多職種と迅速に情報共有できる体制は、ご家族からも「安心できる」と好評をいただいています。
 ツクイ・サンシャイン新倉敷には、現在も末期がんのお客様がいらっしゃいます。お看取り期間はその方によって異なり、処置の1 つをとっても、ご家族の要望と医療的な判断は食い違うことがあります。それでも最期に思い描くお看取りが実現できているのは、看護スタッフとその後ろでサポートする多くの専門職が、多角的な視点と傾聴の姿勢を持って、ご本人やご家族に寄り添っているからだと思います。今後もお客様やご家族への安心感につながるように、看護スタッフを中心に、多職種で連携する体制の構築に努めていきます。

日頃の健康管理には欠かせない血圧測定も笑顔で。

1年を通じて看護スタッフによる通院介助が行われる。

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