ツクイ・サンシャイン西馬込「尊い経験を糧に、より良いケアへ」

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日々の会話から、お客様の思いを汲み取っています。

システムと人の手で医療的ケアを底上げ

 ツクイ・サンシャイン西馬込には、ご自身の生活を大切に、前向きにいろいろなことに挑戦するお客様が多くいらっしゃいます。お客様に末長く健康にお過ごしいただくために訪問診療の医師と連携した医療的ケアに力を入れています。人的なサポートでは薬剤師の存在が大きな力になっています。当施設とご家族が定期的にお客様の様子を報告し合う担当者会議では、薬剤師が参加して、直接ご家族から状況を伺ったり、ご提案することもあります。もちろん薬については普段も医師に相談できますが、その効果や切り替えに関しては、専門職の助言を聞けることが、ご家族の一層の安心につながっています。加えて、誤薬や飲み忘れ防止に特化した、モバイル端末を使った服薬支援システム「服やっくんⓇ」や、お客様の様子を見守る「ライフリズムナビⓇ+Dr.」など、最新のIT機器を取り入れ、日中はもとより人手が少なくなる夜間にも、省人化とケアの充実を両立させています。

服薬システム導入研修に薬剤師にも参加していただきました。

5周年を迎えるツクイ・サンシャイン西馬込。みんなで記念撮影。

最期の思いを汲み取る

 当施設はお看取りにも対応しておりますが、お客様が最期まで穏やかに過ごしていただけるように、ご家族も交えて、何を望まれ、どのように支援できるのかを日々考えています。その糸口になるのが、スタッフが日常的に交わす会話です。お客様の嗜好、歴史、こだわりなど、伺った内容を記録して共有しています。こうした思いを汲み取ったケースとして、コロナ禍に結婚されたお孫様の要望で、当施設で結婚祝いを催したことがあります。お客様は居室から出ることも難しい状態でしたが、スタッフが付き添い、晴れ姿のお孫様と笑顔で過ごされました。別のケースですが、姉妹で入居されていたお客様は、お姉様の最期の時に、妹様がお部屋で静かに手を握ってお見送りされました。どちらのケースも、お客様のご希望に寄り添い、また、ご家族からは「最期が病院ではなく、この施設でよかった」とお言葉をいただき、心から支援させていただけてよかったと感じています。
 お看取りはお客様ごとに望まれることが違い、お別れのあとにはスタッフも気持ちの切り替えが困難です。しかし、今後もより良いケアを行っていくため、この尊い経験を糧にしていきたいと考えています。

午後のひととき、ロビーに響く優しい音色。

スタッフ手作りの足湯で、ぽかぽかのお客様。

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