文月

2020年06月09日

ジメジメした毎日が続きます。せめて心だけはカラっとしたいものですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今月は夏の風物詩である「風鈴」を取り上げます。
風が吹くたびに鳴る軽やかな音色は、耳にするだけで本当に涼しくなった気になるのが不思議です。
風鈴は中国から伝わった「風鐸(ふうたく)」(青銅でできた鐘のようなものを吊るし風の向きや音色で吉凶を占う)がもとになっております。
日本にはこの風鐸が仏教とともに伝わり、お寺の四隅の軒下に吊るされるようになりました。
その後、平安時代に貴族が魔除けとして軒先に吊るし、「風鈴」と呼ばれるようになりました。
江戸時代には西洋と貿易を行っていた長崎で、ガラスの風鈴が作られましたが、この頃はガラスの原材料が手に入りにくく、かなり高額(現200万位)でした。
時が進むにつれガラスの価格が下がると、住宅の縁側に吊るして楽しまれるようになります。
夏は気温が高く伝染病が流行するため、魔除けの意味をもって飾られ色合いも赤いもの(魔除けの色)が主流でした。
昨今は魔除けの味合いは無くなりましたが、近隣に騒音と捉えられてしまうため、少なくなっているようです。
室内で扇風機の風が当たる場所や窓を少しだけ開けて、内側に吊るしてはいかがでしょう。

ツクイ平塚徳延グループホームでも風鈴を購入して、夏の演出へ一役担っていただき、お客様に印象を伺ってみようと存じます。

梅雨明けを心待ちにしながら、体調に留意してさわやかに過ごしましょう。

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