大人の家庭教師 『歴史文学』
2025年07月09日
司馬遼太郎の『燃えよ剣』を取り上げて、今回は新選組副長の土方歳三が題材です。
土方歳三が「バラガキ」と呼ばれていたころから始まり、京へ出て新選組を結成し、函館戦争で散りゆくまでの一連を描く『燃えよ剣』。
愛読されていた方も多く、講座初頭から皆様夢中です。

カラフルな資料を大きな虫眼鏡を活用して、じっくり読むお客様もいらっしゃいます。

池田屋事件や蛤御門の変、そして大政奉還からの戊辰戦争……。
最後は函館の地での戦い。
まさに変革の時代を駆け抜けた土方歳三のように、スピード感のある語り口。

日本人は忠誠心のある人の話が特に好き!
源義経と武蔵坊弁慶の『勧進帳』を引き合いに出して
「ね!こういう話が人気がでるのよね」と笑顔。

己の信念によって戦い続けた土方歳三の最期は函館戦争の最中。
新政府軍が函館を総攻撃した時。
激戦中、馬上で指揮を執っていた土方は新政府軍の銃撃を受け腹部に被弾し落馬したと伝えられています。
「外は暑いし、ゆっくり読み直してみたくなったよ!」と嬉しい感想をいただきました。