臨床美術

2020年12月13日

日本臨床美術協会より臨床美術士の先生をお招きし、「臨床美術」の基本画材である「オイルパステル」を使い、「りんごの量感画を描く」アートプログラムを体験いたしました。

はじめに一人ずつ好きなりんごを選び、匂いを嗅いだり感触を確かめたり五感脳を使って感じ取ります。
「なんの品種かしら?」「とてもいい香り!」「りんごのお菓子を作りたい」など想像も広がり、りんごを中から描いていきます。オイルパステルは普通の画材よりも軟らかく、伸ばしや混色など力の弱い方でも使いやすいそうです。
初めて描く手法に、お客様と一緒に参加した職員も、童心に返り夢中になっていました。

完成した作品を貼りだし、鑑賞会を行いました。
同じりんごを描いたのに、色も形も全く違うものが完成し、色々な感性、考え方に触れることができました。
私たちもりんごと同じで個性が溢れ、その個性が個々の魅力につながっているんだと思いました。

※「臨床美術」は、独自のアートプログラムにそって創作活動することにより脳機能が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として開発されました。

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