介護士24時③

2023年07月22日

こんにちは、介護主任の大岸です。
毎日、毎日暑~い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

ツクイ・サンシャイン大東では、施設の外壁修繕のため施設全体がネットで覆われています。
そのため、大阪でも梅雨明けが発表されましたが、窓の外はどんよりとして、うっとおしさが続いております。
「早く工事が終わればなぁ~」とつくづく思っております。

さて、今回皆様にご紹介させて頂くのは、以前にも紹介させて頂きましたが、『全体会議』での
体験型研修の様子を報告いたします。
6月の全体会議は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、『密』を避け縮小して行われました。
そういったこともあり、7月の全体会議は、久しぶりに各部署のスタッフが一堂に会しての研修会となりました。

今回の研修は2部構成で行われました。

《第1部 オムツの選び方と正しい使い方》と題してメーカーの方にお越し頂き、オムツ、リハビリパンツ、パットについて自社の商品の特徴や、装着時のコツなど、教えて頂きました。

「はい、皆さん自分に合うサイズのパンツを手に取ってください」と…。
「では、はいてください」その場に居たスタッフが一斉にリハビリパンツをはく姿は中々です。(笑)

「では、そのはいているリハパンの中に、パットを入れてみてください。」
パンツの中にパットが入ると、はき心地が全く変わり、モコモコで何とも言えない感覚です。
「そうかぁ~、こんな感じなのかぁ~」と考えさせられます。
やはり、その方の尿量に合ったパットである事は重要だと感じました。
漏れるといけないからと、大きいパットを選ぶことは決して良しではない。

普段は介助する側、今日は介助を受ける側…

オムツの正しい当て方の説明では、「オムツだけは大は小を兼ねません」と仰り、尿漏れが起こってしまうメカニズム、パットをどのような位置に当てるか、パットのギャザーは活かせているか、など、パット当て方を間違うと本来の吸収量が活かせずに漏れてしまう…等々。

今回の様な研修は、「私は昔からこうゆうやり方をしてる」という考え方ではなく、専門家の方のお話しを伺って、現在のオムツ事情、最新情報、スタンダードな考え方などを、ベテランスタッフと新人のスタッフが、同じスタートラインに立って勉強できる、よい機会だなぁと思いました。今後活かしていきたいと思います。

《第2部 持ち上げない介護:ノーリフティングケア》
昨年春より、ツクイ・サンシャイン大東では新しい福祉用具を使って、移乗方法を見直す取り組みを行っています。
今回の研修は、その新しい移乗方法なんですが、暫く使用していると…
「私はこんな風にやってる」等々、何やら自己流が出てきている様子もあり、そのうち、
「その移乗の仕方なんかおかしくない?」
「前は上手くいってたのに最近なんか変?スムーズに移乗出来ない…」など。
色んな意見が聞こえてきました。

そんな事もあり、改めてスタッフで体験し、再度勉強する事になりました。

「まず、バイキングボードをお尻の下に敷き込み…」説明を受けながら…
納得いく移乗が出来るまで、スタッフが入れ替わり移乗の体験を行いました。
このボードは座位保持できる方に使用します。

次は、スライディングボードを使っての移乗です。
こちらは、座位保持が難しくリクライニングタイプの車椅子を使用している方用です。

移乗をするにあたって、何度行っても上手くいかない事もあり、
「ベットの高さが良くないの?」
「いや、ベットの高さも角度もいけてるでぇー。」
「じゃーなんで?何回やっても滑らへん、ベットまではいいねんけどー。」
「やっぱぁ~、モデル(お客様役スタッフ)が悪いんちゃう~?」(笑)
と冗談を交えながらも、介助されるお客様の気持ちになり、どのように介助を受けた時快適だったか、また介助する側は、されてるスタッフに感想を聞いたり、何度も入れ替わり体験しました。

真剣に取り組みながら、また冗談を言ったりしてとても有意義な時間となりました。

今後も、更に質の良いケアを目指して、色んな取り組みを行っていきたいと思います。
長い長い報告、最後までご覧くださり、有難うございました。

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