介護士24時⑰
緊急時避難訓練・・・

こんにちは、介護主任の大岸です。
今回は先日行われた、『夜間想定避難訓練』の様子をご報告をさせて頂きます。
今回の訓練は、消防隊員の方立ち合いのもと行われました。
想定内容は、2階のお客様の居室で火災が発生したというもの。
出火元も当日消防隊の方が直前に設定され、お客様方には事前にアナウンスしており、お部屋で待機して頂いていました。
さぁ、始まりますっ!

さぁ、10時になりました。避難訓練の開始です。
静かなフロアに突然サイレンが鳴り響き、続いて「火災が発生しました、避難してください!」と
何度もアナウンスが流れました。
夜勤のスタッフは、スタッフルームの火災報知機副受信機のもとに走り、出火場所の確認を行います。

確認後、すぐさま消火活動を行いましたが、初期消火行うも鎮火せず。
すぐさま、緊急避難に切り替えます。
3階夜勤者も2階に駆け付け、二人で協力し、火元に近いお部屋の方から、順次避難誘導を行っていきます。

『頑張って、急いで・・・でも足元気をつけて・・・』

夜間はお声を掛けても、覚醒されない方もおられます。そういった場合はベットのシーツに横たわったまま、シーツごと安全な場所まで移動して頂きます。
(訓練のため、お客様ではなくスタッフがシーツに横たわっています。)

今回、避難誘導を開始し、出火元の2階のお客様を夜勤者2名で避難エリアまで誘導するのに
かかった時間が9分でした。
規模を考えると、13分以内とされているので合格点でした。
実際の避難の場合は、窓の外のベランダまで避難するので、もう少し時間がかかるのではないかとの事でした。
初めての消火栓・・・

今回は初めて『消火散水栓』の使用訓練も実施しました。
訓練に参加していたスタッフは、全員初めてでした。散水栓の栓の開け方、開けるタイミング、ホースの扱い方、大浴場を使って、散水を行い、水が出た時の水圧で思ったより力がいることなどを経験することが出来ました。


また、消防隊の方からのアドバイスで、寝ている方をシーツで避難誘導する際の正しい方法も教えて頂き、シーツで避難の時は安全面から必ず二人で対応すること、シーツの端を持つのではなく手首に巻き付ける事で、少ない力で引っ張ることが出来ること、またそうする事で横たわっている方の頭が浮き、頭をぶつけたりすることから守ることが出来ることなどなど、詳しいアドバイスも頂けました。
消防隊の方々いつも有難うございます。
そして、お客様もご協力頂きありがとうございました。

スタッフ一同、大変勉強になる避難訓練となりました。
最後までご覧頂きありがとうございました。