機能訓練 ~手作業~
機能訓練といえば、身体を動かして運動することをイメージされる方も多いかと思いますが、ツクイ・サンシャイン町田西館では、椅子に腰かけて行う[手作業]も機能訓練の一環として取り入れております。
今回は、4階フロアのお客様が行っている[手作業]の様子をご紹介させていただきます。
手作業の効果はいかに!?
手指を動かすことでの脳トレや時期に応じた作品づくりで季節感を味わってもらうことを目的に、機能訓練では定期的に[手作業]を行っています。
何ができるでしょうか??
4階のお客様たちは発想力がずば抜けていらっしゃるため、機能訓練指導員が材料をお渡しし、 「これで夏っぽいものをつくってみてください」とだけお伝えします。

そうすると皆さん集まり、
「こうしたら花火っぽいかな?」
「お花紙を細かくして、こう並べるといいかも」
「縦長にして、なんかゴムで縛ると丸くなるかも」
などなど、お話ししながらアイディアを出し合い、作品をつくってくださいました。

能力に合わせて、スタッフが提案した折り紙を折ってくれる方もいらっしゃいます。
「花火になった、浴衣ね、夏なのね」と、季節感や昔のことを思い出して教えてくださる方もいます。


つくった浴衣に、「ここに帯を付けた方がいい、この色でこうしたらいいんじゃない?」
と、よりよい形に仕上げてくださる方もいます。

また訓練の時間内では足りず、自主的に「もってた内輪の絵を描きうつして、自分でつくってみた」と踊っている女性の形を切り絵にしてくださったり、「内輪もつくってみた!自分で持っていた湿布の裏よ」など、居室で作品づくりを楽しまれている方もいらっしゃいます。
できあがり!!

ツクイ・サンシャイン町田西館の機能訓練では、すべてを受動的に行うのではなく、『こうしたい、こうやったらいいのでは?』という提案や『綺麗な物が出来た!』という達成感を感じてもらい、認知機能の維持につなげております。