【ご本人様の希望を叶えるために】 〜自立への一歩を支えた手すりの物語〜
「自分のことは自分でやりたい」
その思いを胸に、歩けなくなっても前を向き続けたお客様がいらっしゃいます。 7月に体調を崩されてからは車椅子での生活が続いていましたが、 「居室内では一人でトイレに行きたい」「自分の足で歩きたい」と、強い希望を持っておられました。
そのお気持ちに寄り添いながら、安全に配慮した環境づくりを進めた結果、 少しずつ手すりを活用されるようになり、今ではお一人でトイレに行けるまでに回復されました。
手すり設置と歩行訓練の取り組み
「トイレまで一人で歩きたい!」というご本人様の強い希望を受け、 まず居室内に縦手すりを1本設置しました。
当初は「手すりに頼りたくない」とお話しされていましたが、 安全に自立を支える環境として、ご本人様と何度も相談を重ねながら設置を進めました。

その後、2本目の縦手すりを追加し、使用してくださることを確認したうえで、 2本の縦手すりをつなぐ長い横手すりを設置しました。
並行して、機能訓練として定期的な歩行訓練も実施。 環境面と身体機能の両面から支援を行うことで、手すりの使用が自然と習慣になり、 今では安定してお一人でトイレに行けるようになりました。


自立への支援
ご本人様の「自分でやりたい」という強い意志と、 それを支える環境・訓練の積み重ねが、自立への大きな一歩となりました。
ツクイ・サンシャイン相模原の機能訓練では、お客様の身体機能や生活動作を尊重しながら、「できること」「やりたいこと」を引き出す支援を心がけています。
これからも、安心・安全な環境の中で、ご本人様らしい生活をサポートしてまいります。