増え続ける認知症患者
高齢化の進行に伴い認知症患者数は増え続けており、2012年には462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。また、軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)と推計される約400万人と合わせると、65歳以上の高齢者4人に1人が認知症または予備軍と言われています。
出典:厚生労働省「新オレンジプラン」
認知症とは
認知症とは脳に何らかの異常が起きて認知機能が病的に低下し、社会生活や対人関係に支障が継続する状態を指します。また、64歳未満の方の場合は若年性認知症と呼びます。
POINT
- 脳のどの部分に障害が生じたかで症状が変わる
- 先天的なものではない
- 年齢が高くなるほど発症する可能性が高まる
加齢による「もの忘れ」と「認知症の記憶障害」の違い
認知症とは脳に何らかの異常が起きて認知機能が病的に低下し、社会生活や対人関係に支障が継続する状態を指します。また、64歳未満の方の場合は若年性認知症と呼びます。
加齢によるもの忘れ
- 体験の一部分を忘れる
- ヒントを与えられると思い出せる
- 時間や場所などは正しく認識できる
- 日常生活には支障がない
例えば … 「昨日の晩御飯、何食べたっけ?」「今日は何曜日だっけ?」
認知症の記憶障害
- 体験全体を忘れる
- 新しいでき事を記憶できない
- ヒントを与えられても思い出せない
- 時間や場所の認識が混乱
- 日常生活に支障がある
例えば … 「今日の昼御飯、食べてないよね?」「今月は何月だっけ?」
認知症の主な原因疾患
アルツハイマー病
認知症の原因疾患のうち約50%を占めるβアミロイド・タウ蛋白の蓄積により脳が委縮
レビー小体病
「幻の同居人」と言われる生々しい幻覚・幻聴。パーキンソン症状の出現。自律神経が不安定になり、転倒リスクが増える
前頭側頭型認知症(ピック病など)
社会的常識から逸脱した行動や反復行動、失語・性格変化が目立つ
脳血管性認知症(脳梗塞・脳出血・脳動脈硬化)
できること・できないことが際立ってくる。感情が不安定になりやすい。麻痺が現れることもあり、歩行障害が出やすい
認知症かもしれないと思った時
かかりつけ医があれば、まず相談しましょう。
かかりつけ医がなければ、最寄りの役所の福祉担当や地域包括支援センター、介護保険を利用していればケアマネジャーに相談しましょう。認知症の診断ができる医療機関を紹介してくれます
本人に受診する気持ちがない場合は、ご家族だけで相談をしてみましょう。病院へ行かなくても訪問指導を受けることができる場合もあります。